骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

 よくわかる大腸肛門科 HOME病気を診断Q and Aプロフィール
 直腸肛門の病気直腸脱直腸瘤痔核痔ろう・膿瘍裂肛・狭窄
 骨盤臓器脱TVM手術メッシュを使わない手術保存的治療
 大腸内視鏡検査無痛大腸内視鏡検査大腸ポリープ・大腸がん



肛門科の手術後に起こりうるトラブル6 (変形および便漏れ)




肛門科の手術を受ける方がもっとも心配されるのが、この「肛門の変形は大丈夫か?」「便が漏れたりしないか?」「肛門がゆるくならないか?」ということです。

昔行われていた肛門科の手術は、一回の手術で完治させることだけを考え、肛門機能はあまり重視されていませんでした。
そのためかなり昔に肛門科の手術を受けた方を診察すると、かなりの変形をきたして便もれなどの悩みを抱えているケースもときどきあります。。
特にこのトラブルが起こる可能性があるのは、古いやり方で痔ろうの手術を行った場合です。
「痔の手術を受けると肛門がゆるくなる」と言われていたのは、多くはこのことを指しています。


最近では術式の改良が進み、肛門機能を重視した手術が行われるようになってきていますので、このトラブルは昔とくらべると激減しています。


痔核根治手術では、肛門の筋肉を傷つけることはないので、このトラブルはおこりません。

裂肛根治手術では、ある程度肛門を広げる処置を行うことがあるのですが、注意して行うので変形や便漏れが起こることはまずありません。

注意が特に必要となるのは、痔ろうの手術の場合です。
痔核や裂肛と違って、痔ろうの手術ではこのトラブルが起こらないように細心の注意を払う必要があります。

我々の場合、肛門変形を最小限にするよう細心の注意を払った手術を行っていますので、術後にこのトラブルが起こるケースはまれです。



「痔の手術について(術後)」の関連記事
手術を受けたあとは通院が必要?術後の注意事項:傷の管理排便管理食事管理仕事・運動・旅行その他手術を受けた方からよくいただく質問再発することはあるの?術後に起こりうるトラブルにはどんなものがあるの?術後に起こりうるトラブル:出血痛み腫れ難治創:傷が治らないこと狭窄:せまくなること肛門変形および便漏れその他の術後に起こりうる合併症について