骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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その他肛門科の手術を受けた方からよくいただく質問



・ガーゼはいつまでつけておく必要があるのですか?

術後にお出しするガーゼには、傷口を保護することと、下着が汚れないようにすることの二つの目的があります。

術後一ヶ月くらいは傷口から体液が出るので、ガーゼをあてておく必要があります。

その後体液が出なくなり、ガーゼが汚れなくなったら、ガーゼを使うのをやめてもかまいません。


・抜糸はどうするのですか?

肛門科の手術に使う糸は、吸収糸という「溶ける糸」を使っています。

これは術後しばらくたって役目を終えたら、自然に外れて便といっしょに排出されますので抜糸の必要はありません。


・消毒液がなくなったらどうしたらいいですか?

入院手術を受けた方には、消毒液をお出ししています。

この消毒液は、使いきったら終了してかまいません。

その後は水やお湯で洗って傷を清潔に保つだけで十分です。


・温泉、サウナ、プールなどはいつから行っていいですか?

温泉やプールなどは術後の経過には影響ないと思われるのですが、傷から血液や体液が出ているうちにこのような公共の場所に行くのは好ましくないと思われます。

できれば傷が治って、体液や血液がでなくなるまで我慢したほうが良いと思います。


お風呂やシャワーはどうすればいいですか?

手術当日はお風呂やシャワーはひかえて安静にしておいた方が無難です。

普通は手術の翌日から、お風呂やシャワーはOKです。

ただし複雑な痔ろうの術後などで、医師から特別の指示があった場合には、その通りにしてください。


・自転車やバイクはいつから乗れますか?

自転車やバイクは傷にかなりの負担がかかるので、しばらく乗るのをひかえる必要があります。

目安としては術後3〜4週間くらい経って、少し乗ってみて痛みがなければ再開しても大丈夫です。

自動車や電車は、長時間乗らなければ普通問題はありません。


・軟膏はいつまで使えばいいですか?

術後に処方する軟膏は、傷口を保護して創の治癒を促進させる作用があります。

基本的に治癒するまでは使用することをおすすめします。

治癒してしまえば、その後は中止してもかまいません。


・緩下剤はいつまで使えばいいですか?

術後一ヶ月半〜二ヶ月くらい経つと、傷はほとんど治って調子も良くなるのですが、まだ弱い皮膚に覆われているにすぎません。

ここで硬い便が出たり強くいきんだりすると、せっかく治りかけていたのが裂けてしまい、切れ痔のようになる可能性があります。

もともと便秘気味の人であれば、傷が治癒してもしばらくの間緩下剤は続けておいたほうが無難です。


・痔ろうの術後に、シートン法のゴム輪がとれたらどうすればいいですか?

シートン法のゴム輪は、術後数週間経過したら自然に「ポロッ」と脱落します。

これは予定通りの経過ですので、特に心配する必要はありません。
受診を早める必要もなく、予定通りの日に来院すれば大丈夫です。



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