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痔ろう・肛門周囲膿瘍まとめ



痔ろうについて



痔ろうとは、肛門と皮膚の間にできる「トンネル」のことをいいます。

痔核裂肛と並んで、肛門科領域では頻度の高い疾患です。

肛門にあるポケット(肛門陰か)の中に細菌が入り込み、トンネルをつくるのが痔ろうの原因です(参考:痔ろうの原因)。

また、ときに裂肛から細菌が侵入して痔ろうとなることもあります(裂肛痔ろう)。

痔ろうの症状には、「腫れ」「痛み」「膿が出る」などがあります(参考:肛門周囲膿瘍・痔ろうの症状)。

痔ろうは単純なものから複雑なものまで色々なタイプがあり、複雑さに応じてI型痔ろう〜IV型痔ろうの四段階に分けられています。

痔ろうは薬では治らないので、全員に手術をお勧めしています。
痔ろうを長年放置しておくと、だんだん複雑化して治療が難しくなったり、最悪の場合癌になることもあります(参考:痔ろうを手術しないとどうなるか)。

手術には切開開放術シートン法括約筋温存術の3種類があります。それぞれの術式に長所と短所があるので、痔ろうのタイプと、痔ろうができる位置に応じて、適切な術式を使い分ける必要があります。




肛門周囲膿瘍(のうよう)について


肛門周囲膿瘍とは、肛門のまわりに膿がたまる状態で、痔ろうの前段階の状態です。

この場合、即座に切開して膿を出す必要があります。

多くの場合、その後痔ろうのトンネルが完成してくるので、後日痔ろうの根治手術が必要となります(参考:肛門周囲膿瘍と痔ろうの関係)。




クローン病の痔ろうについて


痔ろうの原因のひとつに、クローン病という腸の病気が関わっていることがあります。

通常の痔ろうは肛門にあるポケット(肛門陰か)から細菌が侵入して起こるのですが、このクローン病の痔ろうは直腸にできた深い潰瘍(かいよう)が進展して痔ろうになっています。

このクローン病による痔ろうの場合、通常の痔ろうとは異なった治療戦略が必要となってきます(参考:クローン病の痔ろうについて)。

痔ろうの手術の前に大腸内視鏡検査をお勧めする理由は、このクローン病の有無をチェックしておくためです(参考:痔ろうの手術の前に大腸内視鏡検査を)。





  辻仲病院では年間約4000件の肛門疾患の手術を行っており、
  これは全国でも1〜2位をあらそう件数です。

  千葉県・茨城県を中心に、全国各地から痔ろうで悩む方が多数受診されています。


    辻仲病院柏の葉 (千葉県柏市)






●痔ろう・肛門周囲膿瘍の関連記事

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●管理者が取り組んできた痔ろうの研究テーマ要約
 (学会発表したスライドを要約したものを載せてます。マニアックですが興味のある方はどうぞ・・・)

・前側方のlong tract低位筋間痔ろう(IIL型痔ろう)を変形や機能障害なく、かつ再発させずに治す
※「long tract痔ろう」とは、ろう管(トンネル)が長い痔ろうのことです。手術の難度が高いことで知られています。

・深部複雑痔ろう(III型痔ろう・IV型痔ろう)を変形や機能障害なく、かつ再発させずに治す

・シートン法の術後に生じやすいトラブルの予防法の確立

・痔ろう術後に変形を生じないシートン法の追求

・複数のろう管を有する複雑痔ろうを変形や機能障害なく、かつ再発させずに治す



●管理者の近年の「痔ろう・肛門周囲膿瘍」に関する著書・論文・学会発表
(管理者が筆頭著者・筆頭演者のもの)

(著書)
「痔瘻:seton法・切開開放術」 大腸肛門病ハンドブック 医学書院 2011

(著書)
肛門周囲膿瘍・痔瘻・裂肛根治術. Digestive surgery now 直腸・肛門外科手術 メジカルビュー社 145-165, 2009

(論文)
低位筋間痔ろうに対するSeton法における工夫(分割Seton法) 日本大腸肛門病学会誌 2010

(論文)
痔ろうに対するseton法:seton法の締めなおしを容易に行い、かつ難治化を予防する留置ストッパーの工夫 日本大腸肛門病学会誌 2011

(論文)
深部複雑痔ろうの術式:Hanley procedureとmodified Hanley procedureはどこがどう違うのか? 臨床肛門病学会誌 2011 (in press)

(論文)
坐骨直腸窩痔ろう術後再発症例の検討. 臨床肛門病学会誌 2009

(学会発表)
深部複雑痔ろう術後の再発パターン
臨床肛門病学会(東京) 2011

(学会発表)
深部複雑痔ろう(III型およびIV型痔ろう)術後に遭遇する4つの再発パターンとその対処法
大腸肛門病懇談会(東京) 2011

(学会発表)
深部複雑痔ろう(III型およびIV型痔瘻)術後に遭遇する4つの再発パターンとその対処法
第65回日本大腸肛門病学会:ビデオシンポジウム 2010

(学会発表)
前側方のlong tract低位筋間痔ろうに対する分割seton法:最小限の侵襲かつ短期間で再発させずに治す
第65回日本大腸肛門病学会:ビデセッションマスターズテクニック・私の流儀  2010

(学会発表)
複数の痔ろうを有する症例に対するseton法の工夫:「締めなおしを容易に行うストッパー」および「寸止めseton法」
第65回日本大腸肛門病学会:ビデセッションマスターズテクニック・私の流儀 2010

(学会発表)
クリニカルカンファレンス4:肛門編(難治性痔ろう,痔核・痔ろう合併例など)プレゼンテーター
第65回日本大腸肛門病学会:クリニカルカンファレンス 2010

(学会発表)
深部複雑痔ろう(III型およびIV型痔瘻)術後に遭遇する4つの再発パターンとその対処法
第72回臨床外科学会:パネルディスカッション 2010

(学会発表)
Hanley法とHanley変法はどこがどう違うのか?:近畿肛門疾患懇談会(大阪) 2010

(学会発表)
前側方の低位筋間痔ろうの治療はだれでも悩んだことがあるはず(Seton法の解決すべき課題3つ) 東北肛門疾患懇談会 2010

(学会発表)
前側方の低位筋間痔ろうの治療:seton法と括約筋温存術の術後機能と満足度を比較する  第64回日本大腸肛門病学会:ワークショップ 2009

(学会発表)
LSIS後に生じる肛門周囲膿瘍 東北肛門疾患懇談会 2009

(学会発表)
V型およびW型痔ろうの術式と再発について 第63回日本大腸肛門病学会:シンポジウム 2008

(学会発表)
前側方の低位筋間痔ろうに対するseton法 第63回日本大腸肛門病学会:ビデオシンポジウム 2008

(学会発表)
痔ろう術後再発症例の検討 第81回近畿肛門疾患懇談会 2008

(学会発表)
V型痔ろうの治療方針 第62回日本大腸肛門病学会:シンポジウム 2007

(学会発表)
前側方2型痔ろうの治療 第169回大腸肛門病懇談会 2007

(学会発表)
低位筋間痔ろうに対するSeton法 第61回日本大腸肛門病学会:シンポジウム 2006

(学会発表)
V型痔ろうの治療方針 第78回近畿肛門疾患懇談会 2006

(学会発表:国際学会)
Factors Affecting Patient Satisfaction after Anal Fistula Surgery 
〔邦題:痔ろうの術後満足度に関する検討〕
21st Congress of International Society of University Colon and Rectum Surgeons(ISUCRS:イスタンブール) 2006

(学会発表)
低位筋間痔ろうに対するcutting seton法の工夫 第60回日本大腸肛門病学会:シンポジウム 2005

(学会発表)
痔ろう術後incontinenceの術式別比較 クシャラ・スートラ研究会 2005

(学会発表:国際学会)
Factors affecting incontinence after anal fistula surgery
〔邦題:痔ろうの術後機能に関する検討〕
10th Congress of Asian Federation of Coloproctology(シンガポール) 2005

(学会発表)
痔ろう術後incontinenceの術式別比較 第59回日本大腸肛門病学会:シンポジウム 2004

(学会発表)
痔ろう根治手術時における痔核合併切除が術後incontinenceにおよぼす影響 第59回日本大腸肛門病学会 2004

(学会発表:国際学会)
Functional Outcomes After Operative Procedure for Anal Fistulas: Sphincter Preserving Techniques vs. Cutting Seton
〔邦題:痔ろうに対する括約筋温存術とシートン法における機能の検討〕
20th Congress of International Society of University Colon and Rectum Surgeons(ISUCRS:ブダペスト) 2004

(学会発表)
後方2型痔ろうに対する切開開放術後incontinenceの検討 第10回大腸肛門機能障害研究会 2004

(学会発表:国際学会)
Functional Outcomes After Operative Procedure for Anal Fistulas : Sphincter-Preserving Techniques vs. Cutting Seton 
〔邦題:痔ろうに対する括約筋温存術とシートン法における機能の検討〕
9th Congress of Asian Federation of Coloproctology(ソウル) 2003

(学会発表)
痔ろう術後のincontinenceに対する経時的観察 第58回日本大腸肛門病学会 2003

(学会発表)
アンケート調査からみた痔ろう括約筋温存術およびcutting seton術後の肛門機能の比較 第9回大腸肛門機能障害研究会 2003




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