骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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痔が原因で起こるかぶれ

・痔で肛門がデコボコしていると、かぶれが悪化しやすくなる。

・かぶれが薬で治りにくい場合には、痔を切除したほうが良いことがある。



肛門周囲のかぶれの多くは、大腸から分泌された粘液が肛門からすこしずつにじみ出して、肛門周囲に付着することで生じる。



痔核などで肛門がデコボコしていると、肛門のすきまからにじみ出す粘液が多くなる。
この状態では粘液をきれいに拭き取りにくいので、清潔に保つのがさらに難しくなる。

このため、痔で肛門がデコボコしている人の場合、かぶれを薬だけで治療してもなかなか改善しないことがある。

このようなケースでは、痔核の切除を考慮することがある。
痔核を切除して平坦な肛門になれば、肛門を清潔に保てるのでかぶれが改善しやすくなる。





(解説)

肛門周囲のかぶれは、粘液を洗い落として清潔に保ち、軟膏をつければほとんど改善してきます。

ただし一部の重症例では、通常の治療をおこなってもなかなか良くならないケースがあります。
こういった治療にてこずるケースの場合、痔核で肛門がデコボコになっていることがよくあります。

肛門がデコボコしているため、大腸の粘液がすきまから漏れやすくなり、さらに拭き取りにくくなることで清潔が保てなくなるのです。

かぶれがなかなか改善しない人で、肛門がデコボコしている人の場合には、肛門科で痔核の切除(痔核根治手術)を受けたほうがいいかもしれません。

痔核を切除して平らな肛門にすれば、粘液が付着しにくくなって肛門を清潔に保てるので、かぶれが改善しやすくなるのです。



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