骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説
 
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直腸腫瘍の経肛門的切除

・大腸の腫瘍(良性ポリープや早期大腸がん)は、通常大腸内視鏡で切除される。

・ただし腫瘍が肛門のすぐ近くにある場合には、肛門側から切除した方が確実。


直腸腫瘍が肛門のすぐ近くにある場合、内視鏡では切除が難しいことがある。

この場合、腫瘍を肛門側から直接見て切除した方が確実に治療できる。
腫瘍を取り残さないように、腫瘍の辺縁から一定の距離(点線の範囲)をおいて切除していく。
切除が完了したところ。
切除した部位は縫合して止血する。



(解説)

大腸ポリープや早期大腸がんなどの腫瘍は、ほとんどの場合大腸内視鏡検査の際に切除します(大腸ポリペクトミー粘膜切除術)。

いっぽう腫瘍が肛門のすぐ近くにある場合には、大腸内視鏡では切除が難しいこともよくあります。
この場合、他の肛門科の手術と同様に、肛門から腫瘍を直接見て切除したほうが確実に治療を行えます。

腫瘍を直接見て切除するので、内視鏡で切除するより簡単に見えるのですが、大きなポリープの場合一括で完全切除するのはなかなか難しいこともあります。