骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説
 
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直腸脱の症状


●脱出

直腸脱症状でもっとも多いのは「脱出する」という訴え。

「排便時に脱出する」
「立ったり歩いたりすると出る」
「常に出っぱなし」
など、脱出の程度はさまざま。




●痛み・出血

常に出っぱなしの状態だと、下着にこすれて出血したり痛みを生じることもある。



●かんとん直腸脱

直腸脱がおおきく腫れて戻らなくなることもある。
(かんとん直腸脱)

強い痛みを伴うことが多い。




●便失禁

直腸脱がある人の多くは、肛門のしまりがゆるくなって便失禁を伴っている。




●膣からの骨盤臓器の脱出

子宮脱や膀胱瘤といった他の臓器の脱出を伴っていることもある。




(解説)

直腸脱の症状でもっとも多いものは、「脱出する」というものです。
この「脱出する」という訴えは、内痔核の訴えと同じなので、注意して診察しないと誤診してしまうことがあります。

またこの直腸脱を有する人の場合、肛門のしまりがゆるくなって便失禁をきたすことが多くなります。

直腸が繰り返し肛門から脱出することによって、肛門括約筋が引き伸ばされて障害を受けたり、会陰が下がってくることによって陰部神経が引き伸ばされて障害を受けたりすることが、便失禁と強くかかわっていると考えられています。

また、この直腸脱を有する人の場合、子宮脱や膀胱脱といった他の臓器の脱出も同時に伴っていることがよくあります。



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