骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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直腸脱の診断

(直腸脱の診断)

まず診察室で脱出するかどうかを診察する。

診察室で脱出があきらかでない場合には、「怒責診」といって、トイレにしゃがんで排便する状況を直接観察したほうが正確に診断できる。


(直腸脱の検査)

@肛門内圧検査

直腸脱を有する人では、肛門括約筋の機能が低下していることが多い。
肛門内圧検査で括約筋のしまり具合をチェックしておく必要がある。

直腸脱の診断3 A大腸内視鏡検査

直腸脱は高齢者に多い疾患なので、若い人と比べて大腸がんや大腸ポリープを有している可能性が高い。

術前に大腸がんや大腸ポリープがないことを確認しておく必要がある。
直腸脱の診断1 Bデフェコグラフィー(排便造影検査)

肛門から少量のバリウムを注入した状態で排便させ、直腸が脱出してくる状態を観察する。
直腸脱の診断2

(解説)

直腸脱の診断は、まず診察室で脱出するかどうかを診察することからはじまります。

診察室で脱出するのが分かれば問題ないのですが、実際には診察室で見ても脱出してこないため、よくわからないこともあります。

そのような場合には、「怒責診」といって、患者さんにトイレにしゃがんでもらって、いきむところを直接観察することもあります。


直腸脱の診断がついたら、手術が必要です。
手術を行う前に、いろいろな検査を行う必要があります。

必ず行われるのが、肛門内圧検査と大腸内視鏡検査です。

直腸脱を有する人の多くは、肛門のしまりがかなり低下しています。
そのため肛門のしまり具合を検査で確認し、術式を決定する判断基準とします。

また、直腸脱は高齢者に多い疾患なので、大腸がんや大腸ポリープの有無を確認しておく必要があります。
そのため大腸内視鏡検査もかならず行っておく必要があります。


施設によっては、脱出の状況を正確に確認するために、デフェコグラフィー(排便造影検査)を行うこともあります。



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