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痔の治療方針はどのように決まる? その1


外科の病気(癌など)と肛門科の病気(痔)では、治療方針を決定するスタンスに違いがあると思っている。


たとえば癌の治療方針を決めるときには、あれこれ迷うことはあまりない。

たとえば進行した大腸がんであれば、「進行した大腸がんなので、入院して手術が必要です」と医師が治療方針を決めれば、まず間違いなく手術を受けることに同意してくれる。


いっぽう肛門科の病気(痔)の場合には、治療方針を決める際の「話のもっていきかた」が外科のときとちょっと違ってくる。

たとえば痔核の場合には、痔核の進行度と治療方針なるものが存在する。

以前は痔核の患者さんに治療方針を説明するときには、癌のときと同じようなスタンスで、「2度の痔核だから手術は必要ありません」とか、「3度の痔核だから手術しましょう」というように医師サイド(自分)の判断優先で治療方針を決めていた時期があった。

でもこの「医師が治療方針を決める」というやりかたは、痔の治療に限っていえばあまり良い方法ではないということが徐々にわかってくる。


肛門科を受診する患者さんの場合、明らかに手術した方がよさそうな病気であっても、手術する気がない人もたくさんいる。
(出っぱなしの痔核とか・・・)

こういう人に手術を勧めて、スタッフが長時間かけて説明して予約を入れても、あとでキャンセルされて予約に要した手間がムダになるのがオチである。


外科と肛門科では、手術を行う際の考え方が異なっている(参考:肛門科と外科では考え方が異なる)。
そして外科と肛門科では、病気の治療方針の決め方も異なってくる。

長年肛門科の診療をやっている医師には当たり前と思われるようなことが、経験の浅い頃にはわからなかったりすることもあったのだった。



痔の治療方針はどのように決まる? その2へ続く


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