骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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肛門科を受診する人のうち、手術が必要になる割合はどれくらいですか?



肛門科を受診された患者さんのうち、手術が必要となるのは全体の2〜3割くらいだと思います。

手術でしか治らない病気であれば、必ず手術をお勧めするのが専門家の義務と考えています。



痔ろうで受診された方であれば、全員に手術を勧めます。

痔核の場合には、進行度がIII度以上の方に手術を勧めますが、あくまでも本人の希望を優先します。

裂肛の場合、重症で肛門が狭くなっている場合には手術が必要です。慢性裂肛で肛門が狭くなっていない場合には、しばらく薬をつかって経過を見てから手術するかどうかを決定します。

これ以外にも、膿皮症毛巣洞直腸脱ホワイトヘッド肛門などもふつう薬では治らないので、全員に手術を勧めています。


実感としては、初診で肛門科を受診された方のうち、手術をお勧めするのは全体の2〜3割くらいだと思います。
他の7〜8割近くの方は、薬で対処するわけです。


「切らない肛門科」をPRしているクリニックをときに見かけます。
これはおそらく、「なるべく切らない肛門科」ということが言いたいのだろうと思います。

ただ、肛門科には痔ろうや肛門狭窄といった「手術でしか治らない病気」が一定の割合で存在します。

切らなければならない病気であれば、はじめから手術をお勧めした方が長い目で見れば結局トクです。
薬でだましだまし経過を見て、結局手術となるようであれば、その間の手間および薬代が無駄となってしまいます。

ですから、「手術が必要なケースであれば、はじめから手術をお勧めする」のが専門家としての誠意ある姿勢だと考えているのですがいかがでしょうか?



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