骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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肛門科の手術後の仕事・運動・旅行について



事務仕事(デスクワーク)は、早めに復帰してもまず問題ありません。
力仕事や運動は、医師と相談しながら決めたほうが安全です。
3〜4週間は、海外旅行や海外出張は避けましょう。



・事務仕事(デスクワーク)の方

事務仕事(デスクワーク)の場合には、退院してからすぐ職場復帰してもほとんど問題は起こりません。

日帰り手術の場合でも、手術当日と翌日くらいまで安静にしていれば、その後は復帰してもほとんど仕事に支障はないようです。

注意が必要となるのは以下の二つのケースです。


・力仕事の方や運動をする方

特に問題となるのは、大量出血と強い痛みです。
肛門科の手術を日常的に行っていると、この二つはどうしても一定の頻度で起こります。

大量出血は、痔核根治手術の後に1%位の割合で起こります(痔ろう裂肛の術後にはまず起こりません)。
また、術後はだれでも多少の痛みはありますが、まれに強い痛みを訴える方もいます。

術後3週間くらいたてば、強い痛みや大量出血が起こる恐れはなくなります。

理想を言えばそれくらいは無理して欲しくないのですが、ほとんどの方は痔の手術で仕事を3週間も休むのは難しいでしょう。

実際には痛みが楽になった時点で仕事に復帰している方がほとんどで、上記のトラブルが起こったらすぐ病院に来るよう説明して対処しているのが現実です。

運動は最低一ヶ月お休みするように勧めています。


・飛行機に乗る予定の方や、海外旅行を予定している方

飛行機の中や海外で大量出血が起こると大変です。

術後3週間たてば大量出血が起こる恐れはなくなるので、飛行機や海外旅行は3〜4週間くらいは避けたほうが安全です。

いっぽう国内出張などで車や新幹線を使うような場合には、トラブル時に救急病院を受診するように説明しています。
こうすれば術後3〜4週間以内の移動であっても、大きな問題はほとんど起こらないようです。



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