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大腸内視鏡検査の精度について

・大腸内視鏡検査は、あらゆる大腸の検査法の中でも圧倒的に精度が高い。
・しかしそれでも、精度は100%ではない。
・便の陰にポリープが隠れたりしていたら、見落とされることがある。
・検査の精度を高めるには、定期的に大腸内視鏡検査を受けることが重要。



大腸内視鏡検査の精度1 大腸内視鏡検査は、大腸の検査法としてはもっとも精度が高い。

ただしそれでも、まったく見落としがないとはいえない。

大腸ポリープがヒダの裏にかくれていたり・・・
大腸内視鏡検査の精度2 大腸の中に残った便にかくれて分からないことがある。


(解説)

大腸をしらべる方法には、いろいろなものがあります。
(大腸内視鏡検査、注腸造影、PET、便潜血検査、腫瘍マーカーなど)
これらの検査のなかで圧倒的に精度が高いのは、大腸内視鏡検査です。

ただし、この大腸内視鏡検査も100%完璧というわけではありません。

大腸の長さは、1.5mくらいあります。
そして大腸には多数のヒダがあるため、どうしても視野上の死角が存在します。
この条件下で、数ミリしかない大腸ポリープをすべて見つけ出すのはなかなか大変な作業です。

また、大腸内視鏡検査を行う前には、2リットルの下剤を飲んで腸をきれいにする必要があります。
もし検査の前日に、消化の悪い食べ物(野菜、キノコ、海草など)を摂取していたり、下剤の効きが不十分だった場合には、検査のときに便が残ってしまうことがあります。
この場合、便の陰に小さい大腸ポリープがかくれていても発見できないことになります。

以上の理由から、大腸内視鏡検査はまったく見落としのない検査とはいえません。
(それでも他の大腸の検査より圧倒的に精度は高いのですが)

そのため、「定期的に大腸内視鏡検査を受けること」が重要となってきます。
もし見えない大腸ポリープがあったとしても、定期的に大腸内視鏡検査を受けていれば、次回の検査で発見できて小さいうちに治療できます。

大腸内視鏡検査を行い、異常がなかった場合には、通常2〜3年後くらいの経過観察をお勧めしています。
ただし、上記のように便が残っており、完全な観察ができなかったと医師が判断した場合には、次回の大腸内視鏡検査は一年後にお勧めすることもあります。



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