骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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裂肛とはなにか・裂肛の原因

・裂肛は便秘や下痢などで、肛門に負担がかかって起こることが多い。

・裂肛は肛門の後方(背中側)や前方(腹側)にできやすい。

・まれにクローン病などの腸の病気が裂肛の原因となっていることがある。


裂肛は、通称「切れ痔」と呼ばれる。

肛門の一部(肛門上皮)が切れていろいろな症状が起こる。

便秘や下痢などで、肛門に負担がかかって起こることが多い。



裂肛は、肛門の後方(背中側)にもっとも多く発生する。


肛門の前方(腹部側)にできることも多い。


前方と後方の両側にできることもよくある。


裂肛はクローン病や潰瘍性大腸炎などの腸の病気や、性行為などが原因となって起こることもある。

この場合、裂肛が前方や後方以外の場所にできることが多い。




(解説)

裂肛は「切れ痔」と呼ばれるもので、肛門科領域では非常に頻度の高い疾患です。
だれでも一度くらいは、硬い便が出たときに切れて出血した経験があると思います。

裂肛が発生するのは、たいてい肛門に無理な負担がかかった場合です。

肛門に負担をかける原因としてとくに多いものが、便秘や下痢といった「排便状態の異常」です。
裂肛を治すには、便通を良好に保って肛門に無理な負担がかからないようにする必要があるのです。

またこのほかにも、クローン病潰瘍性大腸炎といった腸の病気や、肛門を使った性行為などが裂肛の原因となることもあります。
この場合、通常の場所とは異なる部位に裂肛が出現することがよくあります。

クローン病などの腸の病気が疑われた場合には、大腸内視鏡検査を行う必要があります。



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