骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説
 
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膿皮症とは

・汗腺に細菌が繁殖して広がってゆき、皮下に膿がたまって膿皮症となる。

・痔ろうを併発していることもある。

・薬では治らないので、手術が必要。放置しておくと徐々に広がることがある。




膿皮症とは、汗腺(汗を分泌する場所)に細菌が繁殖して生じる病気。

周囲の汗腺に飛び火して徐々に広がり、膿のたまりをつくる。

肛門周囲の皮下に多く発生する。

硬いしこりを触れたり、膿が出たりする。

痔瘻を合併することもある。

若い男性に発生しやすい。

(治療)

膿がたまっている場合、切開して膿を出す。
これは応急処置なので、これだけだと後日再び膿がたまってくる。

完全に治すには、根治手術で病変をすべて取り除く必要がある。自然に治ることはまずない。

放置しておくと徐々に広がっていく。
お尻の皮膚全体が、夏ミカンの皮のように硬く化膿して座れなくなる人もいる。





(解説)

膿皮症は若い男性に良く見られる病気です。
皮脂の分泌が活発な20〜30代の人に生じやすく、中年以降の方ではそれほど頻度は高くありません。

膿皮症は放置しておくとだんだん広がってきます。
ひどい人では臀部の皮膚全体に広がってしまい、座ることもできなくなってから病院を受診する人もいらっしゃいます。
こうなってしまうと治療が大変になるので、早めに肛門科や皮膚科・外科の病院を受診されることをお勧めします。


膿皮症の治療で注意すべきことは、「痔ろうの合併を見落とさないこと」です。

膿皮症がある方の場合、一定の割合で痔ろうが見つかるので、痔ろうがあった場合には同時に治療する必要があります。



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