骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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6 大腸内視鏡検査と肛門科手術の修行に没頭する


さらに手術の成績を向上させようと、自分でもいろいろ工夫するようになった。

症例数が増えるにつれて、当然うまくいかないケースが出てくる。
なぜだろうと悩みぬき、文献を調べまくり、「たぶん解決法はこれだろう」と当たりをつけた段階で、院長に聞きにいくのが常だった。

言葉は短いが、常にピンポイントのアドバイスがもらえた。

アドバイスは自分の予想通りだったこともあるし、違っていたこともあったが、そのアドバイス通りにやると成功してブレイクスルーが訪れた。


経験の浅い頃には、院長の手術を見ていて、「なんでこんなことをやるのだろう?」と思う意味不明の操作がいろいろあった。

自分が手術すると上手くいかない壁につきあたる。いろいろ自分で考えて、文献を調べぬき、ある日ハッと「こうしたらいいのでは?」と解決策がひらめくことがある。

それはまさに、院長がやっていた「当時は意味不明」の操作そのものだった。

経験を積んでいくと、院長の手術の動きひとつひとつに明確な意図があることが分かってくる。それが見えてくるのは、確実に自分が進歩していく証にも思えた。


その後は休みのたびに北海道から九州まで全国の有名な肛門科外科医の元を訪れ、達人たちの技を見学して手ほどきを受けてきた。

これまでに石山手先生、岩誰先生、佐土原先生、松ヶ島先生、松之田先生、高野山先生、加古川先生(すべて仮名)といった、全国トップレベルのそうそうたる面々の手術を見学させていただいた。

名を成した大腸肛門科のエキスパートたちは、みな無名の大腸肛門外科医の見学希望を受け入れてくれ、快く指導してくださった。


もちろん大腸内視鏡検査についても、たびたび名手を訪ねてその素晴らしい技術を勉強する機会を持った。

須々木先生、竹我見先生、大仁志先生(すべて仮名)など、年齢を問わず自分が認めた全国トップエンドに位置するマスターたちの無痛大腸内視鏡検査をこの目で見ることができたのは本当に幸運なことだった。

自分と同世代の大腸肛門外科医の中で、肛門科手術と大腸内視鏡検査の両方で、これだけ恵まれた環境のもとで修行できる者はそうそういないのではないか。



1 なぜ大腸肛門科をやっているのか2 これは俺がやりたい大腸内視鏡検査ではない!3 目からうろこ(その1) 大腸内視鏡検査4 目からうろこ(その2) 肛門科手術5 大腸肛門科を一生の仕事とすることに決めた6 大腸内視鏡検査と肛門科手術の修行に没頭する7 俺は井の中の蛙だった8 肛門外科は10年つとめて一人前9 医師の教育について10 そして現在へ・・・


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