骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説
 
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治るまでにどれくらいかかりますか?



良好な経過をたどった場合、肛門科の手術の傷は1か月半〜2か月くらいで治ります。
ただしいろいろな条件次第では、治りが遅くなることもよくあります。



手足の切り傷などを縫ったばあいには、通常1〜2週間くらいで傷がなおります。
いっぽう肛門科の手術を行った場合、これとは事情が全くことなります。

肛門は排便の際に毎回力がかかる臓器であり、しかも細菌だらけの便が接触するため、どうしても他の部位の傷より条件が厳しくなっているので、手足の傷より治るまで時間がかかります。

肛門科の手術を行った場合、良好な経過をたどったケースでは、1か月半〜2か月くらいで傷が治癒します。
ただし、傷の治りが遅くなる条件がある人の場合には、治癒がかなり遅れることがあります。


特に以下のようなケースでは、傷の治りが遅くなります。

便秘や下痢などで、便通の管理がうまくいっていない場合。
傷が清潔に保たれていない場合。
術後の定期的な通院を怠っている場合。
肛門のしまりが強すぎる人(若い人に多い)の場合。
深くて複雑な痔ろう(III型痔ろうIV型痔ろう)の手術を受けた場合。
痔ろうのシートン法を受けた人で、ゴム輪がなかなか落ちない場合。
潰瘍性大腸炎クローン病といった、腸の炎症がある場合。
(肛門科の手術の前に大腸内視鏡検査をお勧めするのは、これらの病気を見逃さないためです)


くわしくは、他項の解説「術後の難治創について」を参照にしてください。



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