骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説
 
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肛門科の手術は、専門家は難しいと考え、専門家以外は簡単と考えている(?)


肛門科の手術をほとんどやったことのない医師の中には、「痔の手術は癌の手術などと比べれば簡単であり、どこの病院でやっても大差ないだろう」と思っている人がいる。
(自分は総合病院に勤務していた時に、痔の手術で痛い目にあったことがあるので、そうは思わなかったが)

じっさい外科医が開業するときには、肛門科の修行をしたことがない医師であっても、「内科、胃腸科、外科、肛門科」というように、肛門科を診療科目の最後に付け足していることが多いのもその証拠だろう。


たしかに肛門科の手術は、これを専門としていない医師から見ると一見簡単そうに見えるかもしれない。
総合病院での肛門科の手術の扱いを見ても、それがわかる。

肛門科の手術は、総合病院の外科では「脇役」の扱いである。
肛門科の手術は、若手の外科医が術者となって、癌の手術などの合間を縫って行うことが多い。

そして外科の手術書を読んでも、肛門科の手術は癌の手術などと比べるとはるかにページが少なく、しかも簡潔に記載されていることが多い。

だから手術書を読んだだけだと、「肛門科の手術は簡単にできるだろう」と考えてしまう。


逆に肛門科を専門としている医師は、みな「肛門科の手術はやればやるほど難しい」と思っている。
若輩者の自分が言うのは恐れ多いのだが、経験が多いベテランの医師ほどそう思っているのではないか。

いわゆる、「見るとやるとじゃ大違い」というやつである。


以下に、「見るとやるとじゃ大違い」だった事柄を、自分の経験を思い起こして記してみたい。



1 肛門科の手術は、専門家は難しいと考え、専門家以外は簡単と考えている(?)2 ひとりひとりの痔や肛門の状態があまりにも異なる3 肛門科と外科では考え方が異なる4 出血しやすい5 意外と見えにくくてやりにくい6 肛門科の手術は、結果の良し悪しがすぐ患者さんにわかる7 たまたまうまくいったのか、本当にうまくいったのか8 究極の肛門科手術を目指して・・・


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