骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説
 
 よくわかる大腸肛門科 HOME病気を診断Q and Aプロフィール
 直腸肛門の病気直腸脱直腸瘤痔核痔ろう・膿瘍裂肛・狭窄
 骨盤臓器脱TVM手術メッシュを使わない手術保存的治療
 大腸内視鏡検査無痛大腸内視鏡検査大腸ポリープ・大腸がん



高位筋間痔ろう(IIH)の手術

・高位筋間痔ろうは、痔ろう全体の10%を占める。

・高位筋間痔ろうは、原則として切開開放術で治療が行われる。


高位筋間痔ろう(IIH)は、痔ろうの管が筋肉の間を走行し、奥(口側)に向かって伸びるタイプの痔ろう。


奥に向かう痔ろうの管を掃除してきれいにする(掻爬:そうは)。


傷の治りが良くなるように、痔ろうの管の下側の部分にドレナージを作成し、治りやすい形にする。

掻爬した痔ろうの管とドレナージが徐々にふさがって痔ろうが治る。





(解説)

この型の痔ろうは、全体の10%程度しかなく、それほど頻度の高いものではありません。

この型の痔ろうで特徴的なのは、「他の病院でなんともないと言われたのに、痛みがよくならない」といって大腸肛門科の専門病院を受診される方が多いことです。

膿の出口がはっきりしている他の型の痔ろうと違って、この型の痔ろうは外からみただけではわかりません。
慎重に指診(指でさわって診察すること)してはじめて分かるタイプの痔ろうなので、見落とされる可能性が高いのです。

高位筋間痔ろうの手術は、原則として切開開放術が行われます。
この手術はそれほど難しいものではなく、再発率も低いのですが、正しい膿の入口(一次口)を見つけて処理するには経験を要します。



痔ろう・肛門周囲膿瘍の関連記事
痔ろう・肛門周囲膿瘍 まとめ痔ろうとはなにか・痔ろうの原因肛門周囲膿瘍とは肛門周囲膿瘍・痔ろうの症状肛門周囲膿瘍と痔ろうの関係肛門周囲膿瘍で膿を出したあとどうするか痔ろうのタイプについて痔ろうの予防法痔ろうを手術しないとどうなるか痔ろうの手術の前に大腸内視鏡検査を痔ろうの術式を比較する痔ろうの手術(切開開放術)痔ろうの手術(括約筋温存術)痔ろうの手術(シートン法)皮下痔ろう(I)の手術低位筋間痔ろう(IIL)の手術高位筋間痔ろう(IIH)の手術坐骨直腸窩痔ろう(III)の手術骨盤直腸窩痔ろう(IV)の手術クローン病の痔ろうについて異物による痔ろう・肛門周囲膿瘍壊疽性筋膜炎(フルニエ症候群)痔ろう癌とは痔ろう手術後の変形や便漏れについて痔ろう手術後の再発について