骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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血栓性外痔核とは

・血栓(血豆)がたまって腫れてくる病気。

・急に腫れて痛くなる。

・肛門科領域では頻度が高い疾患。




(どんな病気か)

血栓(血豆)が肛門周囲にたまって腫れてくる病気。

パチンコ玉のような、コリコリした「しこり」を触れる。

一見白っぽいが、よく見ると血栓が透けて青黒く見える。


(原因)

強くいきんで肛門に負担がかかって発症することが多い。
他にアルコール、運動なども原因となる。

無理しがちな若い人にできやすい。


(症状)
痛み、腫れが起こる。
「急に腫れて痛くなった」というような訴えが多い。

表面が破れて血栓の中身が出てきた場合には、出血が起こることもある。




(解説)

血栓性外痔核は、若くて働き盛りの人によくみられる病気です。

強くいきんだり、アルコールや運動などによって、肛門の血液循環に異常をきたすことが原因と考えられています。

血栓性外痔核は肛門科領域でもっとも頻度が高い病気のひとつであり、若い人が「急に腫れて痛くなった」といって肛門科に駆け込んできた場合、この血栓性外痔核が原因となっていることがたいへん多いです(他に多いのはかんとん痔核肛門周囲膿瘍など)。


余談ですが、この病気は忘年会シーズンにやたら多く発生します。
年末に若い男性が「肛門が急に腫れて痛くなった」といって来院したら、ほとんどの場合この血栓性外痔核が原因だったりします。

一日に二人同じ会社の人が血栓性外痔核で来院したこともあるので、「忘年会でもあったのかな・・・」と思って聞いてみたらそのとおりだったこともあります。
さすがに肛門科なので連れ立って一緒に来院する人はいませんが・・・



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