骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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血栓性外痔核の治療


血栓性外痔核の治療は、「保存的治療」と「血栓切除」に分けられる。


(保存的治療:薬による治療)

小さくて痛みが強くない場合には、ほとんど薬(軟膏)で改善してくる。
血栓性外痔核で受診した人のうち半数以上は、薬で治せる。


(血栓切除:血栓を取りのぞく簡単な処置)

以下のような場合には、血栓切除を考慮したほうがよい。

・血栓が大きくて痛みが強い場合。
・薬をしばらく(3〜4週間が目安)つかっても治らない場合。
・何回も同じところが腫れる場合。
・表面がやぶれて多量の出血が起こっている場合。


血栓切除は、外来で3分くらいでできる。




(解説)

血栓性外痔核がそれほど大きくなくて、痛みも強くない場合には、通常軟膏だけで様子を見ます。
ほとんどはこれだけで治ってくるのですが、ときに治らない人もいるので、その場合には切除を考慮します。


血栓性外痔核が大きくて痛みが強い場合には、切除をお勧めしています。
血栓を切除すればすぐに痛みが消失するので、喜ばれることも多いです。

血栓の切除は、外来で3分くらいでできます。
これは肛門科で行われている日帰り手術の中でも、もっとも頻度が高いもののひとつです。

切除後一週間くらいは無理せず、運動や海外旅行などをひかえる必要があります。
また、血栓を切除した後は、1〜2週間ほど傷口からすこしずつ出血が続くことがありますが心配ありません。


血栓の切除は一見かんたんにできそうに思えますが、慣れないうちはけっこう難しかったりします。

ポイントを押さえた方法で上手にやらないと、切除の時に強い痛みが起こったり、傷がなかなか治らなかったりして困ることがあるのです。



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