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括約筋トレーニングの方法



肛門括約筋不全のトレーニングについて。


(1)バイオフィードバック

週1回〜月1回の通院で行う。
特殊な器械を用いて、正しく括約筋を締めるコツを体得するのが目的。

「尿を止めるような感じ」 または「肛門をつり上げるような感じ」で括約筋を締めるのがコツ。



(2)括約筋体操(ケーゲル体操)

自宅で毎日行う。
バイオフィードバックで練習した、肛門括約筋を正しく締める要領で、自宅でもトレーニングを続ける。

5秒間肛門を締めてゆるめる。これを10〜20回ほど繰り返す。
朝昼夕の3セット行う。

筋力トレーニングなので、効果が出るまで3ヶ月はかかる。

肛門括約筋を正しく締めることができると効果がでてくる。
臀部の筋肉や、腹筋に力を入れても効果はない。



(3)正しく肛門括約筋を締めることができているかを確認する方法

トイレに座って尿を出し始めてから、途中で尿を止めてみる。

正しい筋肉が使えていれば、尿を止めるか、尿の勢いをかなり弱めることができる。
まちがって腹筋や臀部の筋肉を締めている場合には、尿を止めようとしても尿の勢いは変わらない。




(解説)

この「括約筋トレーニング」は、泌尿器科領域で尿もれの治療に対して広く行われているものです。

肛門科領域でも、便もれの治療に対してこのトレーニングが応用されています。



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