骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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粘液分泌+カビ(カンジダ)によるかぶれ

・粘液で湿った環境のところにカビが繁殖してかぶれを生じる。

・カビを殺す塗り薬(抗真菌剤)で治療する。




・原因

大腸から分泌された粘液は、肛門から少しずつにじみ出してかぶれを生じる。

湿った環境となったところに、カンジダというカビが生えてかぶれがひどくなる。


・治療と生活上の注意

別紙「粘液分泌+接触によるかぶれ」の注意事項を守りつつ、カビを殺すクリームを使用する。
ステロイド軟膏では一時的に良くなったように見えても、かならず再発する。

「粘液分泌+カビによるかぶれ」か「粘液分泌+接触によるかぶれ」かを正確に見極めてから治療を始める必要がある。

補助的にカビの培養検査を行うことがあるが、ほとんどの場合見ただけで区別することができる。




(解説)

この「粘液分泌+カビによるかぶれ」は、「粘液分泌+接触によるかぶれ」と比べると頻度は多くありません。

カビがいるかどうかを調べるために培養検査を行うのですが、この検査では実際よりかなり高頻度にカビが検出される印象があります。

この検査では「カビによって引き起こされたかぶれ」か、「接触によるかぶれなのに、たまたまそこにいたカビが検出された」のか区別がつかないことが多いのです。

そのため、カビによるかぶれかどうかはあくまでも見た目で診断をつけるのが基本であり、培養検査はあくまでも補助的な検査と考えています。



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