骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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大腸ポリープとは?

・大腸ポリープにはいろいろなタイプがある。
・「腺腫」というタイプのポリープは癌化することがあるので、切除したほうがよい。
・大腸ポリープのうちに治療しておけば、大腸がんで命を落とす可能性は激減する。
・大腸ポリープを切除した人は、定期的に大腸内視鏡検査を受けたほうがよい。
・大腸ポリープはふつう便潜血検査では発見できない。




大腸ポリープとは、大腸の管の中にできた「でっぱり」とか「いぼ状のもの」のこと。

大腸ポリープにはいろいろな形がある。
大腸ポリープとは1 キノコ状のものとか・・・
大腸ポリープとは2 イボ状のものとか・・・
大腸ポリープとは3 平坦な形をしたものもある。
大腸ポリープとは4

大腸ポリープはいくつかの種類に分類される。
このうち、将来がん化する恐れがあるのは腺腫というタイプのポリープ。




(解説)

大腸ポリープとは、「大腸粘膜面から突出した限局性の隆起」と定義されます。

平たく言えば、大腸の管の中にできた「でっぱり」とか、「イボ」のようなものです。


表に示したように、大腸ポリープにはいろいろなタイプがあります。

この中で癌化する可能性があるのは、「腺腫」というタイプのポリープです。
大腸内視鏡検査のときにこのタイプのポリープが見つかったら、切除する必要があります。


癌化しないタイプのポリープは切除しなくても問題ないのですが、腺腫とまぎらわしいものや、大きいものや、出血などの症状があるものは切除したほうがよいこともあります。



大半の大腸ポリープは、大腸内視鏡検査の際に同時に切除できます。

私の所属している大腸肛門科専門病院では、毎年数千人の大腸ポリープ切除を行っています。
ポリープ切除は痛みもなく、慣れた医師であれば一個のポリープを切除するのも数分間しか要しません。


良性のポリープや、ごく早期の大腸がんであれば、この大腸内視鏡検査で切除して治すことができます。
いっぽう大腸がんに進行してしまうと、ほとんどの場合腸を切る手術が必要となり、治療にかかる負担は大幅におおきくなってしまいます。
(参考:大腸ポリープと大腸がんの関係

良性の大腸ポリープのうちに発見して治療するには、定期的に大腸内視鏡検査を受けることが重要というわけです。


大腸ポリープを切除した場合、その後も大腸内視鏡検査で経過観察が必要となります。
大腸ポリープを切除し、それが良性のものだった場合には、一年後くらいにもう一度大腸内視鏡検査をうけることをおすすめしています。

もし大腸ポリープができやすい体質であれば、一年後の検査でふたたびポリープが見つかることもよくあるのです。


また、残念ながら大腸ポリープは便潜血検査ではほとんど発見することができません。
大腸ポリープのうちに発見して、大腸がんになるまえに治療したいのであれば、やはり大腸内視鏡検査が唯一の方法です。



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