骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説

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大腸内視鏡検査をうける間隔について



われわれの施設における、大腸内視鏡検査をうける間隔の目安


(1)異常がなかった場合

若い人(30代くらいまで)であれば、当分検査は必要なし。

ある程度の年齢(40代後半以降)の方であれば、若い人より大腸ポリープや大腸がんができるリスクは高くなってくるため、2〜3年後くらいが目安。


(2)大腸ポリープを切除した場合

大腸ポリープを切除し、それが良性だった場合には、通常1〜2年後が目安。

ポリープが悪性だった場合には、慎重に経過観察を行う。3〜6ヶ月後が目安。


(3)潰瘍性大腸炎、クローン病、直腸炎などの炎症性の病気があった場合

炎症が悪化することもあるので、原則として毎年検査が必要。




(解説)

大腸内視鏡検査を受けた方が気にされるのは、「次はいつ受けたらよいのか?」ということです。

ここではわれわれの施設における目安を示しています。


大腸ポリープを切除したら、そのポリープを顕微鏡でくわしく調べます(病理検査といいます)。
癌細胞がいないかどうかをチェックするためです。

病理検査の結果良性の大腸ポリープであれば1〜2年後くらい、もし癌細胞があれば3〜6ヶ月後くらいに経過観察をおすすめしています。

これは、大腸ポリープを切除した方の場合、通常の方よりもポリープができやすい体質と考えられるためです。前回の検査でわからなかった小さいポリープが、1〜2年後に大きくなっている可能性があるのです。

実際大腸ポリープを切除した人の場合、次回の検査では2割くらいの方にふたたび大腸ポリープが見つかります。

また、潰瘍性大腸炎クローン病などの腸の炎症がある場合には、一年に一回大腸内視鏡検査を受けて経過観察する必要があります。
内視鏡で大腸の状態を見てから、治療方針を決定する必要があるためです。



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