東京の肛門科・痔・大腸内視鏡検査なら・・・

肛門科の病気大腸内視鏡検査・大腸の病気症状から病気を診断
肛門科を受診しよう疑問を解決プロフィールリンクHOMEへ


治療が必要な大腸憩室とは

・大腸憩室の大半は症状がなく、この場合治療の必要はない。
・大腸憩室では、まれに痛み、出血、憩室炎、穿孔などがおこることがある。
・これらの場合に限って治療が必要となる。



治療が必要な大腸憩室1 (痛み)

憩室がたくさんある人だと、痛みが起こることがある。

薬で対症療法を行う。

痛みが長年続く人の場合には、手術を考慮することもある。
治療が必要な大腸憩室2 (出血)

憩室から大量の出血が起こる。

内視鏡で止血が必要。

出血を繰り返す場合には手術することもある。
治療が必要な大腸憩室3 (大腸憩室炎)

憩室に細菌が繁殖し、炎症が起こる状態。

軽症例では抗生物質で治療するが、重症例は手術が必要。
治療が必要な大腸憩室4 (穿孔:せんこう)

憩室に穴が開いて、便がおなかの中に漏れる危険な状態。

緊急手術が必要となることが多い。





(解説)

大腸憩室の大半は治療する必要はないのですが、ここに記したような状態の場合には治療が必要となることもあります。


・腹痛

大腸憩室は普通自覚症状はないのですが、たくさん発生してくると大腸の壁が硬くて分厚くなってきます。この場合には腹痛が起こることがあります。

痛みを訴える場合には、通常痛み止めなどで対症療法を行います。

ただし痛みが長年続いて本人の苦痛が強い場合には、ごくまれに手術で腸を切除することもあります。


・憩室出血

腹痛などの前触れなく、急に多量の血便が認められた場合には、憩室から出血している可能性があります。

この場合緊急で大腸内視鏡検査を行います。

大腸憩室からの出血が見つかれば、クリップをかけて止血を行います。

憩室出血は持続的に出血しているわけではないので、検査したときに出血が止まっていることもよくあります。この場合、多数の憩室の中から出血した憩室を見つけるのは容易ではありません。

出血部位が見つからず止血が行えなかった場合には、入院して絶食および点滴にて腸を安静にします。この対処法でも多くは出血が止まってきます。

出血している憩室が見つからず、何回も出血を繰り返す場合に限って、手術で腸を切除する必要があります。


・大腸憩室炎

大腸憩室の中に細菌が繁殖して炎症が起こり、腹痛や発熱などが起こる状態を大腸憩室炎といいます。

大腸憩室炎の場合、通常は入院して絶食にした上で、抗生物質の点滴を行います。

ほとんどの場合これで治ってくるのですが、重症の憩室炎の場合や、憩室炎を何回も繰り返している場合には、手術が必要となることもあります。

炎症が改善したら、後日大腸内視鏡検査を行って正確な診断をつける必要があります。


・穿孔

大腸憩室に穴があき、便が大腸の外にもれることを「穿孔(せんこう)」といいます。
強い腹痛や発熱が起こり、危険な状態です。

重症の場合には、「敗血症」といって生命がおびやかされる状態に陥る可能性もあります。

大腸憩室穿孔と診断がついた場合には、通常救命のために緊急手術が必要となります。



関連記事:大腸憩室について





 よくわかる大腸・肛門科 HOMEへ

症状から病気を診断肛門科を受診しよう疑問を解決プロフィールリンク
大腸内視鏡検査・大腸の病気 (大腸内視鏡検査大腸ポリープ便潜血・・・)
肛門科の病気 (痔核痔ろう・肛門周囲膿瘍裂肛直腸脱直腸瘤・・・)