骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説
 
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バルトリン腺炎


(原因)

膣分泌腺であるバルトリン腺に細菌が増殖し、腫れて痛みが起こる。


(治療)

軽度の炎症であれば、抗生物質の内服で対処する。
膿がたまって腫れているときには、切開して膿を出す。

その後は経過を観察する。
大きいものや炎症を繰り返すものは、摘出する必要がある。

基本的に婦人科の疾患なので、診断がついた時点で婦人科を紹介している。




(解説)

このバルトリン腺炎は、膣分泌腺であるバルトリン腺が感染して起こる病気です。

この場合膣の周囲が腫れるのですが、患者さんが肛門科の病気と思って受診することがときどきあります。

バルトリン腺炎の患者さんを診察するときに気をつけているのが、「痔ろうと間違えないこと」です。
バルトリン腺炎は婦人科の病気ですが、痔ろうは肛門内にトンネルでつながっているので治療法はまったく異なります。

膿がたまったら、局所麻酔で切開して膿を出せば楽になります。
その後は婦人科に紹介状を書いて、治療を依頼することになります。