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5 内視鏡室の看護師たちが、医師の大腸内視鏡検査の実力を一番シビアに見ている


医師の大腸内視鏡検査の実力をもっとも正確に評価しているのは、内視鏡室の看護師たちである。

彼女たちは医師の実力をシビアに見ている。

そして彼女たちの評価は、たいていの場合間違うことはない。

彼女たちは、まず「痛がらせないか」という観点から医師の実力を評価している。
そして次に「それほど時間をかけずに(それほどハマらずに)挿入できているか」という観点で評価する。

自分と同じブースになった医師が大腸内視鏡検査でたびたびハマるようだと、彼女たちは昼休みが取れなくなり、最悪の場合定時に帰れなくなるリスクが生じてしまう。

そして医師が患者さんを痛がらせてしまうと、後で看護師が患者さんにクレームをつけられてしまうこともある。
(医師が悪いのに、なぜか看護師にクレームが行ってしまうことがままある)

これらのもろもろの理由から、おのずと内視鏡室の看護師が医師の実力を見極める目はシビアに、正確になっていく・・・


新しい医師が着任すると、彼女たちはその医師の実力を見極めようとする。

わずか数日で、その医師の実力はまる裸にされ、内視鏡室におけるポジションはだいたい定まってしまう。


われわれの病院は、大腸内視鏡検査の指導的立場にある施設でもあるため、経験の浅い医師にも検査をやらせて教育する必要がある。
だから時間的・人員的に余裕のある時は、経験の浅い医師にもある程度症例が割り振られる。

しかし忙しい状況下では、どうしても予定の件数を時間内に終わらせる必要があるため、実力のある医師に症例が集中するようになっていく。

実力のない医師にはGIFしか回ってこなかったり、大腸内視鏡検査は簡単そうな症例を少しだけしかやらせてもらえなという状況になってしまう。



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