骨盤底領域疾患(直腸肛門疾患・骨盤臓器脱)の徹底解説
 
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4 大腸内視鏡の挿入法を、空手 vs. 太極拳になぞらえてみる


たとえが悪いかもしれないが、「普通軸保持」の挿入法は、さながら空手のように直線的な感じがする。

そして「優しい軸保持」の挿入法は、太極拳のように曲線的なイメージを受ける。

ちなみに極真空手の創始者である偉大なる大山倍達先生ですら、若き日の修行時代に太極拳の達人に敗れたことがあるらしい。


わたしが初心者に大腸内視鏡検査を教えるときには、「普通軸保持」の挿入法を教えている。

私が10年近く前に、「優しい軸保持」を習得している大腸内視鏡検査の達人から指導を受けたときも、今思えば「普通軸保持」の挿入法で教わったことを思い出す。

初学者にいきなり「優しい軸保持」の挿入法を指導しても理解してくれる人はいないから、初心者に大腸内視鏡検査を教える時には「普通軸保持」を教えるしかない。
それはやむを得ないことだと思う。

ただし初心者に「普通軸保持」で軸保持短縮挿入法を教えても、かならずしもその人が「普通軸保持」を習得できるとは限らない。

「普通軸保持」すら習得できていない医師は、内視鏡スタッフにもはっきり分かる。

痛がらせるケースが明らかに多かったり、ハマって長時間を浪費するケースも多くなるため、患者さんや内視鏡スタッフに迷惑をかけてしまって徐々に肩身が狭くなっていく。



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